Posted on 2018年8月13日 in 仕事内容
介護の資格には「介護福祉士」という国家資格があり、在宅または施設において身体的・精神的に介護が必要な高齢者をサポートするのが仕事。
その代表的な仕事として、まず身体介護が挙げられる。入浴や食事、着替えなどのサポートのほか、移動の際に手助けが必要な利用者に対して、ベッドから車いすへの移動の補助や歩行のサポートなどを行う。
つづいて、日常生活でのサポートも必要になる。食事の準備や、部屋の掃除、洗濯、必要な買い物など、日々の生活で必要な家事全般をサポートする。
特に在宅介護の場合にはこのサポートがとても重要。利用者それぞれの家で掃除の仕方や調理の方法は異なるので、それぞれの利用者に配慮したやり方が求められる。
また、利用者だけではなく家族も含めて、生活や介護について様々な相談を受けたり助言をしたりすることも仕事の一つである。
たとえば自宅介護の場合の注意点を説明したり、杖などの介護用具に関する情報提供をしたりすることなどがある。
さらに、社会活動に関するサポートも必要になってくる。というのも介護の利用者は社会的に孤立してしまう可能性があるからだ。
そのため、高齢者が集まる地域のサークル活動の情報を提供したりして、利用者の生きがいづくりに力を入れることも重要になる。
そのほか、介護福祉士として経験を積んでいくと、介護チームのリーダーとして仕事の管理や後輩への指導などを行うこともある。このように、介護福祉士という立場になると、色々な方向からサポートを入れることが求められる。
施設と利用者の両方を見る目が重要になってくるため、全体をサポートすることに興味を持っている人に最適な役割だといえるだろう。